アローラ!!!今回は††供養構築††です。
供養ポイントを先に挙げてしまうと
- 最終順位は確か7~8000位くらい。記憶に残す気力すら無かった
- 平均順位6000位台
- 負け越しでシーズンが終わった
- 過去のツイート見たら「今までで一番きついシーズンだった・・・」って言ってた
とポンポン出てくる。
なのでモチベが沸かなかったというのもあり、長らくブログ記事にするのを放置していました。そしてあともう1つ、放置していた理由があります。それは、この構築が現在のランクマッチ・シリーズ10で使用しているグラ-ドンチェリム構築の先駆けになったからです。
最初はあまりシリーズ10のルールに惹かれるものがなく、「同じチェリム構築だからマスボ級に乗せるだけにしてまとめて記事にしちゃお・・・」と思ってグラ-ドンチェリムを触り始めたのですが、なんと1000位台をキープし続ける大健闘。残りの9月・10月もこれで遊んであわよくば最高ランク更新も望める気がしてきました。
よって一緒に††埋葬††される構築がいなくなってしまったので、単独供養記事として書き上げる方針に舵を切った、と言うわけです。
気乗りはしませんが、だからこその供養。ちゃんと振り返ってあげましょう。
1.構築概要
まずレンタルに上げている最終版がこちら。
途中であった変更点は、「ズルズキンが一撃ウーラオスだった」「キュウコンの持ち物がこだわりメガネだった」の2つ。
(チェリムはシリーズ10用にやどりぎのたね⇒ギガドレインに変更した後スクショを取ったので、実際のこの構築ではギガドレインは採用していませんでした)
2.構築ができるまで
霰パばかり使ってきたので、気分転換に他のギミックを使おう、というところからスタート。
一番最初に浮かんだのがチェリムだったので、晴れチェリム構築にすることに。晴れ要員としてキュウコン採用をまず決めました。
続いてギフトの恩恵を受けるアタッカーとして、サポート無しでも多くのポケモンの上を取って殴れ、かつ特性でいかく受け付けない物理アタッカー・・・と適正の高い、物理ドラパルトをチョイス。範囲技を持っているのも偉いですね。
上記3体が決まったのちに、この3体の並びで勝てそうにない並びを考えました。
真っ先に思いついたのは、トリパとフシギバナコータス(俗に言うバナコ-)でした。特にバナコ-は性質上晴れ天候が前提となるチェリム構築において、タダ乗りを許してしまう極めて厄介な相手です。
「フシギバナ以上の素早さを出せて、コータスの噴火も平気で、ついでにトリパ相手にも強い・・・そんな夢のようなポケモンなんているはずがな」
「いるゥーーーーーーーーーーー!!!!」
条件を全て満たす完璧なポケモンとして、とある隠し球を持ったセキタンザンがサブエースとして入りました。
セキタンザンで晴れ下のフシギバナを相手取るには、ドラパルトのなみのり起動では間に合わないため、アクアジェット要員も必要になりました。いろいろ候補は浮かびましたが、相性補完兼トリパにほんのり強いかもしれないと思ってアシレーヌを採用。
最後にゴースト一貫が怖い(主にレイスポス)ので、悪枠として一撃ウーラオスを採用。後にねこだまし等搦め手のないあまりの前のめりさが気になったので、同タイプでねこだましといかく、2つの搦め手を取れるズルズキンに変更し、6体が決まりました。
3.個別解説
チェリムには「受け性能を高めて長く生存することを目指す型」「性格意地っ張りでソーラーブレードを撃ち、アタックにも参加する型」の2パターンあります。自分は前者の型が好みなのでそちら方面で文献を漁っていたところ、こちらの構築記事に出会いました。
ちょうどいいバランスの硬さだな、と感銘を受けたのでそのまま型をパクらせていただきました。実際硬くて扱いやすかったです。ありがとうございます。
晴れ要員。コータスも択。
フラワーギフトの恩恵を受けられる物理型もまた択ですが、キュウコンの火力は本当に無いので、威嚇ですぐへなちょこにされてしまうことを危惧して特殊型での採用としました。
本当に火力が無いので最初は持ち物に拘りメガネをチョイスしていましたが、後に命の珠が余るというあまりにもったいない事態が発生したために、命の珠を握ってもらうことにしました。
晴れメガネねっぷうほどの大負荷はかけられなくなりましたが、及第点の火力を出しつつ炎と草の範囲を撃ち分けられるのは思った以上に取り回しがしやすく、変えてみて正解でした。
「2.構築の経緯」でも触れたとおり、物理アタッカーとして高い適性を持つドラパルトをチョイス。
技はダイマックスしたときのバリューを考えると抜けない一致技2つ、大事なアタッカーなのでまもる、そしてセキタンザンを稼働させるなみのりの、チェリム軸選出でもセキタンザン軸選出でも戦えるよくばり型。
フラワーギフトの恩恵を受けて殴るという点においては命の珠が一番適切なのですが、珠なみのりがダイマセキタンザンを30%ぐらい削ってしまう容認できないほどの火力になってしまうので、泣く泣く珠は手放さざるを得なくなってしまいました。
ただ、ギフトだけを当てにすると火力が物足りないのは明白だったので、代わりの持ち物としてタイプ強化系を持たせることに。ゴースト技とドラゴン技、どちらも火力強化が欲しいですが、最終的に範囲技のドラゴンアローを強化する方に軍配が上がり、りゅうのキバを持たせました。
イレギュラーな持ち物すぎて確認するたびに不安がすごい。
ギフトドラパルトが表エースなら、こちらは裏エース。ダイマックスが切れた後に腐るメテオビームを採用したくないと思っての物理型採用。
そして物理型にしかない利点かつ構築最大の地雷技として、だいばくはつを覚えさせています。仮想的はトリパ最メジャー初手のブリムオンイエッサン。
環境にいるセキタンザンはほぼ特殊型のメテオビーム/ねっぷう/ソーラービーム/まもる、という構成なのでD方面が硬いブリムオをイエッサンのこの指で護衛すれば、トリル貼りが失敗する√はまず見えません。そこでドラパルトなみのり+保険だいばくはつ。襷をなみのりで潰して爆発するので相手はトリル失敗+2体ロスト、一方こちらは無傷のドラパルト+2体がおり圧倒的アドバンテージを取ることが可能・・・!!味方に殴られた上に自害を強要されるとかかわいそうだな・・・。
なお実戦ではトリックルーム起動役がミミッキュだったりサマヨールだったりポリゴン2だったりでうまく嵌まったのは片手で数える程度の模様。かわいそう。
もう1つの目標であるバナコー対策はかなりうまくやってくれました。えらい。
耐性優秀なアクアジェット要員として採用。それ以上の思い出がない。うーん・・・?
上記5体に一貫している岩・ゴーストに耐性を持ち、ねこだましと威嚇で全体の歪みを整えられそうなジェネリックガオガエン枠。遅いのでトリル耐性も上がる気がしていた。
だが実戦投入してみると、思ったより脆くてガオガエンの代わりにはなれなかった。ガオガエンが7タイプ半減と鋼複合並みの耐性を持っているのに対し、ズルズキンは
4タイプしか半減が無いのが大きいのかなと思います。インファイトもらったけどA種族値がそれほど無く、はたきおとすを没収されて遂行力に乏しいのもあるかも。
4.ダメだったところ
フラワーギフトを活かせていなかった
フラワーギフトはD上昇もおいしいですが、やはり期待したいのはA上昇。ポケモンはHPを0にした方が勝つゲームですからね。
さて、この構築の物理アタッカーですが、ドラパルト/セキタンザン/ズルズキンの3体。ドラパルトは問題ありませんが、セキタンザンは保険コンボ決めるまでは大した火力はなく、ズルズキンも個別解説で触れたとおり火力はイマイチです。
つまり素直にフラワーギフトの恩恵を受けられるのはドラパルトだけ、という欠陥を抱えていたわけです。
コンボを活かそうとすると活きない
その点を踏まえてチェリムとセキタンザン両方を活かす選出をしようとすると、ほぼ先発ドラパルト/セキタンザン+後発キュウコン/チェリム、という形になります。(セキタンザン後投げは耐性の低さから自分にはこなせませんでした)
どう考えても耐性ガバガバな上に搦め手皆無。猪選出すぎる。チェリムと保険起動済みセキタンザンが並べば宇宙だけどそんなことは起きません。
S操作が無かった
セキタンザンのじょうききかんに全てを託しすぎていました。
なので例えば化身トルネロス+霊獣ランドロスのようなセキタンザンを超えてくるS操作+セキタンザンの弱点を突けるダイマックスアタッカー、とかの並びが来るだけで上から叩かれ続けてもうゲームセット。
掘り下げればもっと具体的に言語化出来そうですが、書いててすごく悲しくなってきたのでここまでにさせてください・・・。
5.終わりに
ダメだったところをケアしようとすると、
ズルズキン⇒オーロンゲ(ふいうち、ねこだまし、こわいかおorでんじは)
あたりへの変更が耐性を保ちながらフラワーギフトを活かす改善案になるかな、と思いました。ただ急所の仕様上晴れチェリムと連撃ウーラオスめちゃめちゃ噛み合いが悪いんですよね・・・。締まりませんがこれでおしまいにします。