退廃メリコッポラス

カードゲームとポケモンについての書き散らし

【ポケモンSVシーズン6(2023.5月)ダブルバトル】最終652位 テルさん式鉢巻ディンルー雪パ

天候がコロコロ変わるこの季節、健やかにお過ごしでしょうか。

 

今回の最終順位は652位。第一目標としていた3桁フィニッシュ&最高順位更新を達成できました。なお、瞬間最高順位は450位ぐらい。100位台を第二目標として目指してがんばりましたが、月末に体調を崩してランクマッチをできるコンディションが作れず、そちらは残念ながら達成できませんでした。

今回の構築はオリジナルではなく、後ほどご紹介させていただく(※ブログへ掲載することは了承をいただいています)上位ランカーのテルさんがYoutubeで公開されていた構築をコピーして一部アレンジした構築となっています。

 

 

1.構築内容

雪パ作り続けてはや5作目。早いものですネ。

 

2.構築までの経緯

5月当初~半ばまでは、前シーズンで使ったイーユイ+雪パの構築があまりに反省点が多かったので、リベンジとして再度イーユイ+雪パの構築を使っていました。が、これが勝てない。マッチングした相手と勝敗を記録して分析し、色々と試しましたが結果は実らず、7,000~10,000台をふらふらするばかりで3桁順位は遙か彼方といった様相でした。

折しもゼルダ新作が発売されており、「今月はダメそうだし諦めてハイラル行こうかな・・・」と思い始めた矢先、出会ったのがこちらの動画。

www.youtube.com

綺麗なシナジーと確かなパワー。雪パの形として非常に美しいと感銘を受け、これを使おう、これでダメだったら潔くハイラル旅行じゃい!と真似をさせていただくことにしました。

ただ、サブの勝ち筋として積まれているグレンアルマ+イエッサンの並びへの自分の信用度が低かったため、ここだけ変えさせていただくことに。「苦手なかくとうタイプへの牽制として入っている」とのことだったので、対かくとうタイプ性能が高い他のポケモンを考えました。とりあえず入れたのがカイリュー。かくとう以外にもほのお・みずへの耐性があり、かつ特性マルチスケイルで行動保証がある点を評価しました。続いてどうしても寿司構築()が苦手だったので、クリアスモッグ+キノコのほうしで対抗できてかくとう耐性のあるモロバレルを採用しました。

数戦したところ順位がメキメキ上昇。一気に2,000位台まで到達しましたがここで伸び悩み。対戦を振り返ってみるとカイリューがマルチスケイルを活用しようとすると後投げ性能が低く、初手雪orトリルディンルーで動かす構築の都合上ミスマッチだったので、同タイプで後投げしやすい、いかくボーマンダに変更しました。タイプ一致ダブルウイングが結構な削りになり対かくとう性能は良かったのですが、構築単位で苦手なイーユイと同速運ゲーになる点、やテツノツツミやハバタクカミ等メジャーポケモンに押さえ込まれて選出しにくい点などトータル性能としてはいまいちでした。また、対パオジアンが重いのも課題でした。

そこで目を付けたのがファイアロー。かくとう耐性と対面時の十分な打点・パオジアンへの打点・Sの早いテツノツツミやハバタクカミを先制技で上回れる、と上記2体で満たせなかった要素を満たしてくれたので、入れ替えてみました。これが上手くはまり、順位は1,000位台を簡単に突破して400位台まで上昇。そこからもう少し伸ばそうと、対寿司ピンポイント気味のモロバレルくろいきりドヒドイデやあくび草テラスニンフィアなどに替えてみましたが、みるみる順位が下がっていったのでモロバレルに戻し、構築出来上がりとしました。

 

3.個別解説

ユキノオー

特性:ゆきふらし

持ち物:じゃくてんほけん

技:ふぶき/エナジーボール/オーロラベール/まもる

性格:ひかえめ

努力値:252-6-0-252-0-0

実数値:197-112-95-158-105-80

テラスタイプ:くさ

いつものやつから、持ち物と3枠目の技だけ変更しました。

まず持ち物は参考元どおりにじゃくてんほけんを採用。雪補正で体力が少し残る物理弱点技を打ってくる相手(例えばコノヨザル)に対して強気に居座れるのが好印象でした。終盤テラス炎テラバースト採用のディンルーやチオンジェンが結構いたので、タスキも再考しましたがそれら相手にノオーが耐えても打ち勝てないのでほけんで継続しました。

3枠目には特に打点の持てない対面の時に使って1番リターンの大きいオーロラベールを採用しました。ただ先制技が他にファイアローしか持っておらず、タスキを持っていそうな相手にお祈りプレイをする局面もしばしばあったので、こおりのつぶてでも良かったかなと感じます。

テラスタイプはおそらくみずに変えるなどした方がいいのですが、ノオーがテラスを切っていく対戦が全くなかったので、変えなくてもやっていけそうです。

 

テツノツツミ

特性:クォークチャージ

持ち物:ブーストエナジー

技:ふぶき/ハイドロポンプ/フリーズドライ/まもる

性格:おくびょう

努力値:0-0-4-252-0-252

実数値:131-*-135-176-80-206

テラスタイプ:こおり

雪選出でのエース。参考元ではとけないこおり採用でしたが、サーフゴー程度の中速ポケモンならおいかぜの援護を受けても上を取れるブーストエナジーの方が、疑似行動保証になって好みなので変更しました。それに伴って火力を最大限取るため努力値はCSぶっぱ。

 

ディンルー

特性:わざわいのうつわ

持ち物:こだわりハチマキ

技:じしん/じだんだ/じごくづき/いわなだれ

性格:ゆうかん

努力値:52-252-0-0-204-0

実数値:237-178-145-*-126-*

テラスタイプ:じめん

トリル選出でのエース。一致テラス+鉢巻じしんで並以下の耐久のポケモンを破壊し、耐えた相手も超高耐久を盾に返しを耐え、もう一発で改めて破壊。

メインウエポンが命中率100の全体技なので考えることは一貫を作ることだけで済み、またものすごく固いので多少雑に動かして読み外してもケアが割と効くこともあり、メンタルへの負担が少ないのが対戦数の多いランクマッチではとても有効でした。

技はメインウエポンのじしん・味方を巻き込まない単体一致技×2・じしんの効かないひこうタイプへの有効打のいわなだれ、で完成されていたのでそのまま使わせていただきました。

 

ドータクン

特性:ふゆう

持ち物:オボンのみ

技:ヘビーボンバー/ボディプレス/トリックルーム/てだすけ

性格:のんき

努力値:252-0-252-0-4-0

実数値:174-109-184-*-136-*

テラスタイプ:みず

トリックルーム起動役。詳しい動きは参考元の動画を見ていただく方が分かりやすいので、変更した2点だけ説明します。

まず1点目が持ち物。参考元ではちょうはつケアのメンタルハーブのところをオボンのみに変えています。トリルケアでちょうはつを採用している構築が少ない一方で、「パオジアンorイーユイ+αでの高火力の集中」「いかりのまえばorカタストロフィでの強引な削り+α」でトリルを起動する前に落とすことで回答としている構築は多かったため、その計算を大きくズラせるオボンのみを採用し、トリルを安定して起動できるようにしました。

2点目がはがね技。元々はそのままジャイロボールを採用していましたが、ブリムオンやニンフィアなど、低速高耐久高火力のフェアリータイプが重いのにジャイロボールでは大したダメージが入らないため、それらへの削りを優先してヘビーボンバーに変更しました。

 

ファイアロー

特性:はやてのつばさ

持ち物:いのちのたま

技:ブレイブバード/おいかぜ/フレアドライブ/まもる

性格:いじっぱり

努力値:44-238-52-4-172

実数値:159-144-98-*-90-168

テラスタイプ:ひこう

HB:元々はフィラのみがいい感じに発動する調整

S最速100族+1

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先述の通り、ディンルー+ドータクンの組み合わせが誘ってしまう高火力・低耐久アタッカー(ら)やかくとうタイプ、草テラスに刺さるポケモンとして非常に良い働きをしてくれました。

元々はパオジアンの前でファストガードを安定して貼るために育成したため、Sを押抑え若干の耐久振り。それに合わせ採用当初はフィラのみ持ちだったのですが、役割対象への火力が足りなく感じたのでするどいクチバシにいったん変更していました。対戦する中でイーユイにブレバを耐えられる場面がしばしばあり、「最近のイーユイのトレンドは耐久振りなんだなぁ」と思っていたのですが、改めてダメージ計算したところ耐久無振りでも中乱数(43.7%)であることが分かり、耐久をかなぐり捨てて命の珠に。草テラスイーユイを残してしまうと勝てないので・・・。

 

モロバレル

特性:さいせいりょく

持ち物:ゴツゴツメット

技:ギガドレイン/クリアスモッグ/キノコのほうし/いかりのこな

性格:のんき

努力値:236-0-252-0-20-0

実数値:219-*-134-105-103-45

テラスタイプ:フェアリー

前の構築からそのまま持ってきました。役割としてはほぼ対寿司専門なのですが、寿司構築が減少していたため選出機会は1番少なかったです。そこに疑問を持って変更を試したのですが、変える度に順位がぐんぐん落ちたので結局変わらないままでした。おそらく選出誘導として機能していたんだと思います。

 

4.選出パターン

基本選出

先発+後発

相手に浮いているポケモンがいなくて、ディンルーに強く打点を出せるポケモンが特殊アタッカー1体しか見当たらない場合等の選出。

トリックルーム起動してディンルーでじしん連打。これだけで場合によってはツツミどころかノオーすら出ずに終わる対戦もあります。えらい。

初手ディンルーへのマークが強そう

先発+後発

イーユイとハバタクカミ両採用、パオジアン入り、コノヨザルイッカネズミ等が相手の構築に見えた際の選出。ファイアローでそれらディンルーが苦手な相手を削りながら横でドータクントリックルームを起動して下から制圧していきます。

これらの相手はドータクン自身も打点が持てるので、多くの場合ドータクンにテラスを切って被ダメージを抑え、逆にファイアローは1匹持って逝くなり削りを入れてくれれば十分と考えて雑にアタックに回します。

浮いているポケモンが2体以上いる、いかく持ちがいる

先発+後発

浮いているポケモンやいかく持ち(現環境だとが主流)に対してツツミが打点を持てるため、雪選出から入ります。それらの相手を倒す、削る、テラスを切らせてじめん耐性を無くさせる等してからドータクンを投げてトリックルーム起動、鉢巻じしんで破壊します。

 

5.おわりに

素晴らしい構築案に出会えたこと、本当にありがたく思います。他の解説動画も非常に分かりやすく・見やすく・聞きやすく作ってくださっているので、是非テルさんのチャンネル   / @terupoke9  をチェックしてみてください。